最後のプレゼント




母からの最後のプレゼント


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母、28歳で夫を交通事故で亡くす。

当時、私達、兄妹弟 7歳5歳2歳

49歳癌発症 62歳再発


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1220日 

定期通院で血液検査の結果悪く入院

15日より日毎に体調悪化、

19日高熱続き、家族で交代で付き添う。

1月12日 天国の父のもとに。







しっかりと意識があった最後の日の帰り際 

「ちょっと待って 一番いい顔するから・・・待って 」

と細い腕で支え起き上がり、力強い笑顔を作ってくれ、バイバイと手を振った。

淋しい顔を記憶に残して欲しくないと思ってくれたのでしょう。

最高の優しい笑顔でした。


声も発せなくなった日

帰り際「 帰るよ 」と母に顔を寄せた。

声を絞り出して「あ(は)・・い・・よ・・!」と。手を挙げた。

全力を使って出した声だった。

元気な時、陽気なの挨拶は「あいよ~♪」と言う。

最後の最後まで心配かけまいと笑顔の声をくれた。







葬儀委員長の挨拶で

「 父親がいない家族と思えないほど、負の要素がない家族です。」との言葉を頂きました。

それは、母と祖母の精一杯の愛情と生き様があったから。








弟が出棺時に挨拶をした。

最後に「 とても、か弱い母でしたが、私達家族にはとても、とても大事な大事な母でした。」

幼くして父を亡くした私達。母が頼りでした。








夫を若くして亡くし、私達を育て上げた途端に癌を患った母。

気持ちの強いタイプの女性ではありませんでした。

私達兄妹弟は、どちらかというとへなちょこタイプ。

そんな息子娘でしたので、

踏ん張って踏ん張って生き抜いている母を少しづつしか支えることしかできなかった。

お母さんごめんね。








亡くなった母をどんどんと美化している。

最高に素敵なお母さんだよ。

「 私、そんなんじゃないから~ 」って、きっと言ってるよね。

12月18日 通院に行く前日に書き残した最後の手紙に

「 天国に行ったら、お父さんと仲良く暮らします。」 

だって。まったくどこまで我慢をしているのかー。








もう写真でしか会えないのが辛い。

思い出が作れなくなるのが寂しい。

でも、母は、悲しくならないでね。と 

最後の母の記憶に、優しい笑顔と声を置いて行った。

だから、「お父さんと楽しくね。行ってらっしゃい。」と言う。…


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大事な人に、後悔しない孝行と、思い出をたくさん残してください。




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見舞いに行った1月2日
母は最後のような「ありがとう、宜しく」を言い出した。
今じゃないよと思い、
何言っているのー。その言葉を止め身体を抱きしめたただけ
私たちは病状の変化が速すぎてその日が近づいていることが解らなかった
母はあの時、最期を察していたんだと思う。


母は最後に感謝を言ってくれたのに
私は言えずに終わってしまった。
ちゃんと生涯のありがとうが言えなくてごめんなさい。
お母さん、生んでくれて、育ててくれて、寄り添ってくれて
本当にありがとうございました。

言えなかった後悔。。。

by boku-itita | 2017-01-29 20:57

いちたと過ごす、つぶやき日記


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